フォロー中のブログ
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
2023年 12月 2023年 09月 2023年 06月 2022年 09月 2022年 05月 2022年 03月 2021年 11月 2021年 09月 2021年 06月 2021年 04月 more... 検索
最新のトラックバック
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
外部リンク
ファン
その他のジャンル
|
アカデミー受賞作 「ハート・ロッカー」 を見た。
監督のキャスリン・ビグローは、元夫だったジェームズ・キャメロン監督の「アバター」を制して、この栄冠に輝いた。 死と隣り合わせの前線の中でも、さらに死が身近に寄り添う極限の任務。 その処理班に属するメンバーの、神経を擦り減らす過酷なエピソードが、任務終了までの時間をたどって積み重ねられていく。 主人公ジェイムズは、こんな状況もさほど苦にしない筋金入りの一匹狼。 しかし、その行動がチームワークを重んじる周囲の同僚達と時として軋轢を起こす。 周りにしてみれば命にかかわるからだ。 実際、彼のスタンドプレーが度々危険な状況を呼び起こす。 映画はその緊迫感を、全編余すところなく伝える。 冒頭からエンドロールまで息つく暇も与えない。 おまけに登場人物も全てと云っていいほど男性ばかり。 キャスリン・ビグローは、女性らしさを一切排除した骨太の演出で見る者に迫ってくる。 反戦が訴えられるでなく、かといって戦争を美化するでもない。 「戦争はドラッグ!」のコトバどおり、その狂気をドライに描きあげる。 オールロケで大がかりな仕掛けも何もない、誰が見ても低予算で仕上げられたとわかる作品。 しかし、それが多額の製作費を誇る「アバター」を退け、アカデミー作品賞を獲得した。 今さらながらに、ハリウッドの底力を感じる。
by anculucinema
| 2014-07-26 00:02
| 洋画
|
ファン申請 |
||