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またまた京都シネマへ・・・
平日朝いちばんのプログラムだったが、シニアを中心に結構な入場者数。 さすが都市部はやっぱりちがうと、元滋賀会館シネマホールファンとしてはうらやましい限り! かつて伝説のシンガーともてはやされたが、今はしがないドサ回りを続ける男の愛と再生の物語。 ドラマとしてはよくある話で新鮮味はあまりない。強引とも思えるストーリー展開も気になるところ。 最近の作品ではミッキー・ロークの「レスラー」に似ているが、それよりもどこかのどかで間のびした印象。 でも、かえってその分おおらかさを感じさせてくれるのが救いではある。 落ちぶれて酒まみれの自堕落な主人公バッド・ブレイク。 それでもどこか憎めない初老の男をジェフ・ブリッジスが、まるで隣にいるかのような親近感で演じ、アカデミー主演男優賞に輝いた。 「インビクタス」でネルソン・マンデラを演じたモーガン・フリーマンもすごいが、今にも酒と汗の匂いが目の前に漂ってきそうなブリッジスの存在感には圧倒される。 プロデューサーにも名を連ね、バッドの親友を演じたロバート・デュバルもまた渋い演技で心に残る。 どこまでも果てしなく広大な風景にゆったりと流れるカントリー・ミュジック。 アメリカの名もなき普通の人々がC&Wをこよなく愛する姿がさりげなく伝わってくる。
by anculucinema
| 2014-08-22 23:46
| 洋画
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