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クリント・イーストウッド監督の新作です。製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ。
垣間見た死後の世界が忘れられず、約束を反故にしてまで自らの体験を本にしようとして、それまでの人脈も恋人も失ってしまいます。 それでもその本「ヒアアフター(来世)」は、高名な心理学者などに後押しされ何とか出版されることとなります。 しかし彼の兄はそれを認めず、金を稼げる霊能者の暮らしに引き戻そうとしています。 アルコール中毒矯正施設に入れられる母と引き離され、預けられた先の里親ともなじめず、孤独な日々に疲れています。いつも頼りにしていた亡き兄と何とかもう一度話したいと、里親の金をくすねては、それを実現してくれる霊能者を捜し歩きます。 やがて、マリーは出版記念の講演に出席するため、そして作業員をクビになったジョージは迫られる霊能者への復帰を逃れるため、それぞれロンドンに向かいます。 そこから、それまで全く何の縁もゆかりもなかった三人の人生が交錯し、不思議な出会いに導かれ、運命のクライマックスへとなだれ込んで行きます。 ただ、観客に解釈をゆだねられるラストが唐突でわかりにくく、何だか物足りない気分にさせられるのが残念です。 おそらく、ジョージもマリーもマイナスと感じていた自分の能力や経験が、実は未知の世界を切り開く能力でもあることを一瞬にして悟ったのだ、と云いたかったのでは…? スピルバーグが担当したと思われる冒頭の東南アジアでの大津波シーンがなければ、ハリウッド作品とは思えないほど地味な映画です。 でも、何ともいえず静かで暖かくそしてやさしいトーンに全編が包み込まれています。 イーストウッドの音楽がまた、それにまるで寄り添うようかのように流れるのです。
by anculucinema
| 2014-09-21 15:31
| 洋画
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