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久々に大好きな西部劇映画です。
本格的なウエスタンは『3時10分、決断のとき』以来1年半ぶり。 前作は主演がジョン・ウェインで、確かオスカーを獲ったはずと記憶しています。 当時はアメリカン・ニュー・シネマが全盛だった時代。 そんな頃でしたから、いくら西部劇が好きだといっても、ジョン・ウェインの超保守的な作品なんてわざわざ見に行く気にはなれなかったものです。 監督は現代アメリカの乾いた一面を鋭く切り開いて評価の高いコーエン兄弟。 製作総指揮はまたもやスピルバーグ、ただ今回はあまり彼の影は感じさせません。 いたってシンプルな追跡劇。 クライマックスにはお定まりの大立ち回りもあり、仇もみごと討ち果たす予定調和のオーソドックスな西部劇の展開。 しかしそこはコーエン兄弟のこと、そんな単純な話だけで終わらせたりはしません。 父の仇に復讐は成しとげたけれど、そのためにマティが失ったものの大きさ、巻き込んだ多くの人たちに支払わせた代償の大きさ・・・ それらをさりげなく見せながら、自らが決断して始めたことには、それがたとえ大きな犠牲を払うことになっても、自らが最後まで責任を負うこと。 それがトゥルー・グリット(真の勇気)ではないか?と問いかけます。 失われ行くアメリカ西部の美しくも哀しく荒涼とした風景とともに、彼らの23年後の苦いエピソードを語るラストシーンがそれを強く印象づけます。 それにしても、今年のアカデミー賞にもノミネートされた話題のハリウッド・メジャーだというのに、近辺ではどこも上映してなくて… 仕方なく、やっとこさ一館だけ上映していたTOHOシネマズ二条まで、わざわざ足を運ばなくてはなりませんでした。 相変わらずのこの映画環境、どうにかならないものか?と思ってしまいます。
by anculucinema
| 2014-09-30 14:20
| 洋画
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