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今回も遅くなりましたが<2015年アンクルシネマ大賞>の発表です。
例によってアンクルが独断と偏見で選ぶベスト・スリー。 いきさつについてはコチラから・・・ さて、2015年1月から12月までに見て評した作品は14作品でした。 その中から、まず第3位・・・<さよなら、人類> スウェーデンのロイ・アンダーソンが第71回ベネチア国際映画祭金獅子賞に輝いた作品。 39のまったく脈絡のないエピソードから成り立っていますが、よく見ると前のシーンとどこかつながっていて、思わずニヤッとさせるところがニクイ。 どのエピソードもシュールで、しかもちょっとドキッとさせる恐ろしさを秘めていたりします。 隅々にまで目が行き届いた美しい画面といい、よく考えればシリアスなんだけど、だからこそ可笑しい間のとり方など、とても洗練されたセンスの良さを感じました。 次に、第2位・・・<おみおくりの作法> イギリス映画らしくとても地味な作品ですが、生まれ来てそして死んでいくひとつひとつの命を慈しむような温かなまなざしが印象的です。 たとえどんなにちっぽけであったとしても、それぞれの人生には等しく価値があると、やさしく訴えかけて胸に迫ります。 そしてラストが素晴らしい。 このラストには賛否あるようですが、ファンタジックというより、たとえこの世では叶わなくても人生は必ずむくわれるのだ、という切なる願いを感じさせて秀逸だと思いました。 そして、第1位は・・・<セッション> 始めから終わりまで恐ろしいまでのテンションの高さで、観る者の心をつかんで離しません。 それでいて、その緊張の糸の張りつめたところで、思わぬカタルシスをもたらす幕切れも素晴らしい。 おそらく映画史に名をとどめるであろう、何年かに一度の傑作だと思います。 情熱だとか才能だとか、そんな陳腐な話をはるかに突きぬけた「狂気」の世界を見事に描き切りました。 ただ蛇足ながら、アンクル個人としてはこんな超人的な技術が求められる音楽なんて聴きたくもないですね。 素っ裸で、それでも心の奥の奥から絞りだしてうめくような音楽こそ、アンクルが求める音楽だからです。 以上がアンクルの独断と偏見で選んだベストスリーです。 なお、他の11作品は以下の通り・・・ エクソダス 神と王 / 悼む人 / 6才のボクが、大人になるまで / 0.5ミリ / あなたを抱きしめる日まで / サンドラの週末 / フォックスキャッチャー / 雪の轍 / ジュラシック・ワールド / アリスのままで / ダライ・ラマ14世 選にはもれたけれど、ほかにも素晴らしい作品は多くありました。
by anculucinema
| 2017-03-18 17:12
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