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1994年南アフリカ共和国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ。 人種を超えて国を団結させるため、翌年に自国で開催されたラグビーのワールドカップで、アパルトヘイトの象徴とされ国の恥とまでいわれた、弱小の南アフリカ代表チームを奇跡の初出場初優勝にまで導いた実話。メガホンはクリント・イーストウッド。 ビレ・アウグスト監督の「マンデラの名もなき看守」の時も感じたのだが、ネルソン・マンデラという人はいったいどんな人だったのだろう。 自分と敵対する人たちをもいつの間にか味方にしてしまう、その力は一体何なのだろう。 代表チームのキャプテン、ピナールは思いもかけずマンデラ大統領に招かれたあと、こうつぶやく。 「こんな人には今まで一度も出合ったことがない」と。 また初めて大統領として登庁したマンデラは、今まで自分を迫害してきた白人職員達に対し、一緒にこの国を築く手助けをして欲しいと語りかける。 彼には受刑者から見た看守とか、被害者から見た加害者などという視点はない。 どのような立場であれ自分も相手もひとりの人間だ、とのゆるぎない信念だけがあるように思う。 自分ひとりの個人的な感情など取るに足らないこと。 それよりもっと大きな意思を見極めていたのだと思う。 この巨人の、家族との不和に心痛める人間臭さまで醸し出して、まるでマンデラがそこにいるような臨場感を感じさせる。
by anculucinema
| 2014-07-23 18:14
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