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またしても立てつづけの映画鑑賞。
そのレポートを。 まず、「ロビン・フッド」から。 シャーウッドの森に住み、悪代官や司教を向こうにまわし、弱きを助け強きをくじく・・・ 伝説の英雄、おなじみロビン・フッドが大活躍! と書きたいところですが、この映画ではちょっと趣きが違います。 どちらかというとロビン・フッドは如何にして誕生したかという、いわば伝説の前日譚になっています。 第3次十字軍遠征に明け暮れたリチャード1世(獅子心王)亡きあと、イングランドを統治したのは弟のジョン国王(欠地王)。 名前だけでダメ王とのイメージですが、重臣を遠のけ重税を課すなどの専制政治により国土の混乱を招きます。 この隙に乗じてイングランドを内乱におとしいれ、一気に攻め滅ぼそうと陰謀を画策するのがフランスのフィリップ2世(尊厳王)。 中心となるのは、この12世紀末の史実を背景にしたイングランドとフランスの抗争劇です。 この頃のヨーロッパの情勢、特にイギリスとフランスの関係がよくわかる仕組みになっていてなかなか勉強になります。 とは云え、単純な話を虚実混ぜ合わせた大スペクタクルで見せる、いつものハリウッド手法なので、歴史的事実もそれに合うよう類型的に脚色されています。 有名なマグナ・カルタ(大憲章)が、実はロビン・フッド誕生の秘密だと匂わせるくだりには、さすがに“ホンマかいな”とシラケますが・・・ 正直云って、お話としては始めからあまり期待はしていませんでした。 ただ、見たかったのは監督リドリー・スコットの映像。 「ブレード・ランナー」や「エイリアン」などの監督として一躍有名になった人です。 特に松田優作の遺作となった「ブラック・レイン」で見せたユニークな映像美は忘れられない。 ここでも、ノッティンガムやシャーウッドの森の様子など、中世イングランドを再現した茶色と緑の効果的な映像にはさすがと感心しました。 残念ながら見るべきはただそれだけでした・・・
by anculucinema
| 2014-09-17 10:44
| 洋画
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